4月8日 活動報告(みのり校)
まず志賀先生のパートでは「学」という文字について学習しました。旧字体では「學」とかきます。×が二つある建物の中で子どもが先生から手取り足取りと手ほどきを受けながら学んでいる様子からできた字。そういう古代文字が会ったのですから、子どものための学び舎は3千年以上前からあったということ・・・古代から教育が世のつくる基となることを人はちゃんと知っていたということです。
新学期を前に「学校」「学ぶ」ということの意義を古代文字から読み解いていきました。漢字物語の出発点となる絵本は「世界の通学路」と「みんなのチャンス」です。どちらも、力のある写真が子どもたちの思考を促してくれます。学校に川を船でわたる、断崖を歩くなど、大変な通学路を通ってでも学校へ行きたい!と思うのはなぜか・・・そこを考えることから、学ぶことの意義へと結び付けていきました。そこで、もう一冊「みんなのチャンス」のさいごの章「ぼくらのチャンス」を使いました。学ぶことで、いろんなチャンスが目の前に広がる・・・ということを本を通して感じ、もう一度古代文字へ戻って、漢字の成り立ちの中に含まれる学ぶことの意義を見つけ出しました。
作文レッスンは、新年度4月・5月・6月は、説明的作文の書き方マスターに取り組みます。第1弾となる今回のお題は、定番で一番書きやすい「わたしの宝物」です。今、一番大切にしている宝物を二つもってきて、手に取って見ながら書き進めました。約30分で、しっかり書き上げることができました。
親子一緒のパートでは、あるなしゲームをしました。普通に考えると難しいが別のものに変換するなどちょっと考えればそうかとわかる、アハ体験のようなものでした。言葉の貯金箱からいろんな言葉を引っ張り出して結び付け、対比させたり類比させたりし、「ある?」「なし?」と共通回路を見つけ出す・・・そんな活動を親子で共有する知的で楽しい時間で締めくくりました。