10月15日 活動報告(佛光寺校)

 教師塾の活動報告をさせていただきます。たくさんの人が来てくださいました!

「退屈」の本来の意味は、「修行にくじけてやめてしまう」だそうです。和尚さんが教えてくださりました。「退屈」なときこそ、自分は弱い存在で、ご縁の中で生かされている存在だということを受けとめることが大切なんだとわかりました。改めて、今いただいているご縁を大切に、一緒にいてくださる人たちと日々を過ごしていきたいなと感じました。

さて、志賀先生の授業です。絵本から始まる漢字物語!古代文字の「月」という漢字から、昔から日本人が大切にしている心を読み解きました。「月」と「日」はお友達の関係で、それは古代文字が似ていることからもわかります。どちらも、真ん中に点のようなものが書かれています。これはどういう意味なのでしょうか?その答えは、不完全に見える月(例えば三日月など)も、見えないところにしっかりとあるんだよということだそうです。心の目で見ることの大切さや、ちょっと欠けたところの美しさも感じますね。志賀先生の授業から、欠けていることも大切にするということを学びました。

そして最後に、「大」入り作文をしました。「大」のつく熟語をたくさん思い浮かべましょう。時間を決めて、よーいスタート!集まったら、その熟語をできるだけたくさん使って作文を書いていきます。最後に、「大」の数を数えて、一番多かった人がチャンピオン!次に、自分が作った文章をみて、「大」以外の漢字も数えてみましょう。「大」以外の漢字がたくさん使えていた人も素晴らしい!そしてまだまだ~!「大」とそれ以外の漢字を全部合わせて、漢字の数を数えます。最後に、一番たくさん漢字を使えたのは〇〇さん!というように、いろいろ褒め方もアレンジができることも教えていただきました。

 次に、毛利先生の授業です。メインテーマは、「自身の教育観をもつ先生になる!」です。この日は、「見誤る力」と「偏見」についてのお話でした。皆さんは、「見誤らないようにしよう。」「偏見をもたないようにしよう」と思いがちではないでしょうか?それは大切なのですが、人は「見誤るときがある。」「偏見をもつことがある。」という視点ももっておくことが大切だと教えていただきました。私たちが、見誤ることを認めていないから、単純な指導になるのです。できないものを認めていくこと、つまり、「差別・偏見もしてしまうよ。」ということです。他の例では、「うそをつく」はどうでしょう?「うそをついてはいけません!」といった場面を見かけることはありませんか?でも、どうしてもうそをついてしまったり、うそをつく方がいいと判断したりして、うそをついているのかもしれません。その背景を感じとることや、「うそをついてはいけません!」より先に、人間関係を作ることも大切にしていきたいですね。挨拶ができないということもそうです。挨拶ができないから、「挨拶を頑張ろう!」ということだけでなく、まず人間関係を作ろう。別の角度から見てみようというように進めるということです。挨拶ができないのは、自信がなかったり、声を出すことが苦手だったり、と人それぞれだからです。まずは、今を認めることからスタートし、別の角度から次の一手を考えることがいいと教えていただきました。

 次に、「ヘレン・ケラー」の教材から、文章から感じることと映像で感じる力について考えました。道徳科の読み物教材「ヘレン・ケラー」の3行から感じた印象と、同じ場面の映像とを比べると、感じ方がちがいました。先生が、引き出しとしてもっておくことで、より教材を活かしていけることがわかりました。

 最後に、特別ゲストよねだ先生の陶芸教室を実施しました。はじめに、よねだ先生のお手本を見て、手びねりの方法を学び、実際に一人ひとりがチャレンジしてみました。自由な発想で、楽しくマイ器を作ることができました。土をさわっているときは、心地よく癒される時間でした♪同じ空間で皆さんと楽しみを共有することができ、とても嬉しかったです。出来上がりは来月になるそうです。どんな焼き上がりになるのか、楽しみです!

 次回の先生塾は、11月19日です。皆さんと学び合えることを心待ちしています!

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